急に卒業旅行に誘われて、足りなかった分を借金 ナミ 23歳
計画していたわけではなく、急に誘われてしまった卒業旅行。
どうしても行きたいと考えたものの、そのときはほとんど貯金がない状態でした。
アルバイトはしていましたが、稼いだお金はほとんど生活費になっていて遊びに回す余裕なんてなかったんです。
だけど、バイトしかしていないのに借金をすることなんてできるんだろうか？とすごく不安に思っていました。旅行には誘われてすぐに「行く！」と言ってしまっただけに、お金が借りられなかったからといって断ることはできません。
また、もし借金をして親にばれたらどうしようという思いもありました。
実家にはあまりお金がないことを知っているからこそ、親に話すという選択肢がなかったわけですが、それで娘が借金をしたとなったら泣かれてしまいそうだと思ったんです。
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どうしても旅行で思い出づくりがしたい！という思い
実際に学生ローンに申し込む前には、そのローン会社のサイトを隅々まで読み込みました。
アルバイトをしていれば借りられる、返済が遅れなければ実家に連絡が行くことはない。
特に注意して確認したのがこの2点です。
それさえ守られるのなら、それほど怖いことはないはずだと思いましたし、どうしても卒業旅行で思い出づくりがしたいという気持ちを捨てられず、足りなかった旅行費用の５万円を借りる事になったんです。
借りるまではお金のことを気にしていたら、せっかくの旅行を思いっきり楽しむことはできないと思いました。
旅行は一生の思い出に、お金に対する認識も深まった
結局お金を借りて行った旅行ですが、想像していた以上に楽しいものになりました。
それまでは修学旅行等でしか友だちとの旅行を経験していなかったので、気の置けない友人との旅がこれほど楽しいものだと知れたのは良い経験となったんです。
社会人になってからだときっとあんなにゆっくり自由に旅行ができることもそうそうないだろうと思っていましたし、実際それから数年後にはみんな結婚してしまい、会うことすらほとんどできなくなってしまいました。
でもときどき会って食事をすると、あの旅行のときのことは必ず話題にのぼります。私だけでなく友だちにとっても一生の思い出になったのだと思います。
それ以外にも、使えるお金に余裕をもっておかないと、それが原因でやりたいこともできなくなるということを身をもって知ることができたのは良かったです。
これ以来、必要な分＋αでお金をためておくというクセをつけたので、お金に困ったという経験はほとんどしていません。借金をするということがどういうことかを知ることができたのは大きかったです。
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